現在、展示中のモザイク作家HANAさんからお話を伺いました。
モザイクとは
石材・タイル等を割り並べ、固着し表現する絵画技法のひとつだそうです。
基本技法の「テッセラモザイク」という小さな角片を、一個ずつモザイクで覆う面に固着していくものが主流の中
HANAさんはモザイク作家の中でも数少ない「象嵌モザイク技法」を織り交ぜて作品を制作しています。
石を割ると思いがけない模様と出会えるのもモザイクの醍醐味だそうです。
作品の一つ一つを拝見すると
石の自然な色合いが気持ちをほっこりさせてくれて
とても温かみを感じます。
なんだろう…
自然に触れている感じ…というか。
安心感というか…。
「いいな~」って…。
あまり馴染のない技法でしたので調べてみると
モザイクの歴史はとても古く
現存する最古のモザイクはメソポタミア最古の都市国家「ウルク遺跡」の神殿建築から発見されているらしく
現物をロンドンの大英博物館でみることができるそうです。
す、すご―ーーーーい!!
残念ながら…
装飾的な意味合いと建物を保護する役割のために施された技法は、後世に受け継がれることはなかったそうで
現在につながるモザイク技法は古代ギリシャからはじまったのだとか…。
そして時代はローマに移行し趣向をこらしたモザイクは富裕層の間で広がりを見せ
モチーフも動植物・神話など多様化していったそうです。
その後キリスト教の発展のため流用されていくのですが…
ゼイゼイ汗…
キャパオーバーの為ここらでおわります。
笑
ほんとうにほんとうに~奥のふか~いモザイクの歴史なんですね~。
フハ~ッお勉強になりました!!
本日の作品
title : 変蝶
artist : HANA / Hana
自然素材の石の色合い、やわらかさ、あたたかみなど、作品を観て触れて体感していただきたい展示会です。時が経っても色あせないモザイク作品の世界を是非この機会にご高覧ください。展示室1にて開催中!
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