現在3年ぶりとなる日本画展開催中の川村愛さんは、屈託ない笑顔がとてもすてきな女性です。
学生時代は油絵を描いていた頃もあったそうですが
いつも「かっこいい!」と感じる作品は日本画だったそうです。ヘェ~
大学の先生に勧められたことがきっかけで
膠の温度、岩絵具の比重、銀箔の変化など
科学実験のような素材の奥深さ難しさに日々新しい発見があるので
面白くて日本画の世界にのめり込んでしまったのだとか…。ウンウン
いつも「私の時を止める、心動かすモチーフ」を探しているという川村さん。
多くの人が見過ごして印象に留めない
「野に咲く一輪の花」
「止まり又飛び立つ蝶々」
などなど…
身近にある美しいものに思いを寄せて作品制作をされています。
なかなか気持ちが澄んでいないと…気が付きません。
ほんと~ステキ!!なことです。
自然の美しさや季節感などが大切にされる日本画の世界だからこそ
忘れてはならない日本の伝統美が継承されていくのかな...
と、思うと…
ほんとう頑張ってもらいたい!!
フレーフレー!
以下、今回の個展での川村愛さんの挨拶文をご紹介しております。
―花信風―
二十四節気の小寒から穀雨までの間の各気の花の咲くのを知らせる風のこと。
花が咲き、風が香るたびに
あゝ1年前の今ごろは・・・と、昔のことを思い出し、
あの人は、あの場所は今ごろ…と、ものを想い、
私たちは、季節の移ろいを感じながら日々を歩んでいます。
その中で生まれてきた『情』を花の姿に込め、
日本画という古来の技法と精神にのっとって制作をしています。
本日の作品
title : 春ひとひら
artist : 川村 愛 / Ai Kawamura
銀箔を硫黄で変化させ味わいを引き出す『焼箔』技法を用いて制作した作品になります。京都の智積院でみつけたスミレをモチーフに、春のおとずれを感じる一枚です。皆様のご来店をこころよりお待ちしております。展示室1にて開催中!
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