MJ展

もうすぐ三十路という頃

テレビから流れてくる歌声に心を奪われたことがあった。

 

有名な「We Are The World」だ。

 

伸びのあるライオネル・リッチーの歌声で始まるこの歌は

1985年にアメリカで発売された。

 

参加アーティストはアメリカだけじゃなく

当時の世界のポップス界を代表する45人が

「USAフォー・アフリカ」として集結しレコーディングした曲なのだ。

 

「We Are The World」は

その当時深刻化していたアフリカの飢餓救済のための

チャリティーソングとして発売され

空前の大ヒットになった。

 

聞くところによると60億を超える収益金が

アフリカの為に使われたというからすごいことなのだ！！

 

歌の作詞・作曲はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが共作で行い

プロデュースはクインシー・ジョーンズが担当している。

 

自分にとって印象に残っているのは

こんなに大勢で歌っている曲なのにマイケルが2回もソロで歌っていたことだ。

 

キレのある高音がとにかくステキだった♥

 

 

子供の頃から歌メチャうまい！

 

 

いつのまにかアゴが割れている。

 

 

神業的なダンス。

 

 

自宅に遊園地を作るミステリアスな私生活。

 

 

などなど…マイケルの事を余り知らない自分ですらﾎﾞﾝﾔﾘと浮かぶ謎。

ほんとに…

話題の尽きないアーティストだったと思う…。

 

不審死を遂げた今もなお世界各国の人々から

愛され続け話題になるマイケルは

本物のスーパースターだと思う…。ﾎﾞﾝﾔﾘ

 

そんなことで今回の展示会

「宇助個展 M vol.5 ～ I Just Can't Stop Loving You ～」を

主催作家の宇助さんにお話を伺った。

 

似顔絵師、フラワーコーディネーターの顔を持つ宇助さん。

 

「絵が描けることが本当に感謝！」だという彼女は

とっても純粋な人なのだ。ｳﾝｳﾝ

 

幼いころから容易に自分自身のやりたい事に

前向きになれない環境の中で育ち…　

そんな彼女の心を慰め癒してくれるものは

いつも映像や音楽だったというのだ。ｳﾝｳﾝ

 

そんな暮らしの中でマイケルに刺激を受け

コンサートにも通った。

 

大学時代から『自分の絵が描けるだろうか…』という葛藤と

コンプレックスから引きこもり

人生をさまよいつつ花と出会い

独学で花雑貨の制作販売を始め

その後講師の免許を取得

フラワーコーディネーターとして活動していた。

 

 

彼女に転機が訪れたのは5年前。

 

 

実に20年ぶりに絵筆を握ることになったのだ。

 

 

そしてマイケルへの感謝と恩返しの思いを表現するため

2014年よりマイケルが旅立った月の6月に

個展『M』I Just Can't Stop Loving Youを

 

生まれた月の8月には合同展『J』I’ll Be Thereを

チャリティー連動展としてスタートさせたのだ。ｴﾗｲ！

 

記念すべきM展の第1回目は

地方新聞に小さく記事が載ったそうな。

 

その小さな記事を握りしめ

長崎から50代のご夫婦が展示会場に訪ねてきてくれたことがあったそうだ。

 

その後

佐世保での展示会にも駆けつけてくれて

お互い泣いて再会したとか…。

 

そんなことで宇助さん開催のMJ展は

誰もが知っているマイケルというアイコンをとおして

毎回様々な化学反応をおこしている刺激的な展示会になっているのだ。