今週の金曜日からAOさんの
「AO SOLO EXHIBITION」がはじまっている。
独学でシルクスクリーンを学び制作した作品を
今回はじめて公開することとなったのだ。
今年3月末ころ個展申込に来店されたAOさんは
打ち合わせ中、終始キラキラした目で前かがみに質問してくる姿がとても印象に残った。
聞けば、今回の初個展の為に会社を退職されたという…。エーッ、ホンマ…汗
とにもかくにも真剣なのだ。
ご家庭を持っている身なのに…「よく奥さまが納得されましたね…。」
…と
つい設営時に言葉が出てしまった…。ハハッ…汗
「そうですよね…♡」っと、AOさん。
設営が終了する頃に奥さまが来店され
あたたか~く見守っている様子が垣間見えて…
ほのぼのした気分になったのだ。ホッコリ
そう…きっとAOさんは幸せ者なのだ♪
作品の印象はというと…『おもしろい!!』の一言だ。
鮮やかなインクを使っているからか
パンチが効いていて描かれたキャラクターが脳裏に焼く付くかんじなのだ。
ひとつひとつの完成度も高い。
そして、初めてにしては展示も上手だ♪
今回の出品作品は6年間かけて仕事と家庭を持ちながら
コツコツと制作してきた全てなのだそうだ。
それも、絵が好きだから描き続けてこれたのだという。
やっぱり…
仕事と作品制作を両立させることの難しさは作家ならだれもが悩むところだ。
AOさんが絵の制作をするきっかけは
絵の好きな会社の同僚の影響からだったという。
好きな作家はストリートアーティストから有名になっていったKAWS。
そして
最近世間を騒がせているバンクシーなど…だという。
私自身、KAWSを知らなかったので調べてみると…あ~この作品か…。
なんか、見た事がある!
バッテン目のスヌーピーやミッキーのようなバッテンのキャラクターだ。
たしかユニクロのシャツにもなっている。
色々なキャラクターとKAWSのコラボ作品があり
最近は破格のお値段で取引されている作品も多いという。
バンクシーの作品も同様にすごい価格がついている。
壁の持ち主に許可も得ず、勝手に落書きした絵が
壁から切り出されオークションにかけられ億の金額が付いたことでも有名だ。
東京でも、あの小池百合子都知事が
バンクシーかもしれないネズミの作品の前で写真を撮り
ツイートしたことも話題になったばかりだった。
ブラックユーモアのある
諷刺画的な要素がストリートアートには強くあると思っていたけど…。
どうやら、そんな事ばかりではなく
そこを起点に多くの有名な画家が生まれていることも事実なのだ。
イタリアの過疎化した町では
ストリートアートで町おこしをし多くの観光客を集めているという。
速攻で描く作品ならではのパワーみたいなものが大衆の支持を広く集めるのかもしれない。
そんなストリートでアートを描く勇気はない…けど
個展という発表の仕方ならと…AOさん。
6年間という歳月をかけて
思いのままに自由に描いた作品を、是非ご高覧頂けたらと思います。
長いGWの期間中ではありますが
お散歩がてら、気ままに…ふらふらと…どうぞ皆様お立ち寄りくださいませ。
本日の作品
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=797x10000:format=jpg/path/sd6896240c8856595/image/i63b8c334a2419694/version/1569551103/image.jpg)
title : 左 mummy、右 pig
artist : エーオー / AO
初となる今回の展示会では、私が6年間自由に描いたキャラクターを展示致します。鮮やかな色のインクを使い、シルクスクリーンやスプレーペイントでキャンバス作品にしたものを展示しています。作品に懸ける強い思いはありますが、作品自体にメッセージや意味は特になく、ファッションやインテリア感覚で、好きとか嫌いとか、かわいいとか、かっこいいとか、そんな感じで気軽に作品を楽しんでもらえたら嬉しいです。展示室1にて絶賛開催中!
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