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ソロモン諸島


今週は「ソロモン諸島プロジェクト」というチャリティー・アート・エキシビジョンを開催している。

 

ソロモン諸島のウェスタン州ノロという町で

日本人の版画家ツツミアスカさんが

現地の小学校に在籍する子供たちに葉っぱの版画作品の作り方を指導したのだ。

 

今回その作品が数多く展示されている!

 

子どもの作った葉っぱ版画は、インスタントコーヒーと糊でできているらしい♪

 

か、香りが~フワ~♥

 

 

現地の学校では美術の授業も絵具もないそうで

こんなこともできるよ~というアイデアやヒント!

が、子供たちの未来の糧になるのだという。ウンウン

 

 

この国にはない美術の授業は

近い将来にきっと観光産業の発展に貢献できそうな匂いがします。クンクン

 

 

現地に版画制作のやり方を指導に行かれた版画家ツツミアスカさんと

そのツツミさんの意向に賛同し、アートユニットを組んでいる版画家の久保直美さん。

 

お二人のソロモン諸島をテーマにした版画作品も今回展示しています♪

 

 

今回ご紹介している画像はツツミアスカさんの作品。

 

ツツミさんは18歳の頃からアートで何かできることはないだろうか…。

という思いを抱きながら

今日まで様々な活動をしてきている。

 

ようは、行動を起こしているからすごい事なのだ!!

 

 

そう…簡単に…ソロモンには行けないのだ。汗

 

マラリアとかあるし…。汗

 

 

ツツミさんの作品は一見、木版画とは思えない。

 

やわらかく繊細な作品はどれも不思議な質感を感じさせてくれる。

見慣れない作風なだけに、是非とも直接ご覧いただきたい!

 

ご来店の際は、彼女の独特のイントネーションのしゃべりにもご注目を!エエヨ~笑

 

ソロモン諸島は大小合わせて800~900近い島が点在する。

そのうち最も大きな島は、現在の首都のあるカダルカナルらしい。

 

カダルカナルというと、聞きおぼえがある方も多いのではないだろうか。

第二次世界大戦の激戦区だったところだ。

映画、永遠の0のロケ地でもあるのだ。

 

今でもソロモンでは

戦争によって残された戦車や貨物船などが当時のまま野外展示されているらしいのだ。

 

 

現地の人たちの平均年収は日本円で2万円位。

多く人々が自給自足なのだそうだ。

 

今回の展示では、深刻な現地のゴミ問題を取り上げている。

 

驚くことに沢山のゴミは一か所に集められ続けて…

燃やすこともなく…

ずっとたまり続けているという。

 

いろいろとお伝えしたいことはあるのですが…

紙などもたやすく手には入らない状況や絵具もなく水も自由に使えない中で

ソロモンの子供たちの将来を考えて出来ることを今回のプロジェクトで頑張ってきたのです!

 

もう本日、明日と二日間しかありませんが

そして…とってもとっても日中は暑くてたまらないのですが…

こちら方面にお越しの際は、どうぞどうぞご覧になってくださいませ。

 

本日は14:00~ツツミアスカさんのギャラリートークもあります!

本日の作品

title : The Silent Drama - Solomon Islands #02

artist : ツツミ アスカ / Asuka Tsutsumi

この展覧会は、2018年11月にソロモン諸島ウェスタン州ノロの幼稚園と小学校で実施したワークショップで子供たちが制作した葉っぱ版画作品と、日本人の版画家2名によるソロモン諸島をテーマとした作品のチャリティー・アート・エキシビションです。会場では、現地の深刻な環境問題や現地でのワークショップの写真も同時に展示致します。展示室1・2にて絶賛開催中!

 関連する展示会

ソロモン諸島プロジェクト - アートで何を伝えるのか? -

日程 2019年8月6日(火)~8月11日(日)
時間 11:00~20:00 ※最終日17:00まで
会場 展示室1・2
作家 ツツミ アスカ 久保 直美 ソロモン諸島の子供たち