Na2CO3

Na2CO3、別名「銀ソーダ」

今週は銀ソーダさんの展示会を開催しています。

ご本人の前向きな姿勢と積極的な活動からか

大学を卒業して間もない、などとは感じられないから不思議なのだ。

ご本人いわく平成生まれにもかかわらず…

お話をするお相手にはよく「昭和？！」と…言われるらしい。ﾊﾊｯ笑

ちょっとわかる気がする♪ﾌﾌｯ

話の内容に重みがあるから…昭和生まれからすると…共感するのであります。ｳﾝｳﾝ

銀ちゃん、見た目は間違いなく平成です！太鼓判！！

とても印象に残る銀ソーダという名前は冒頭にも書いたけど

化学式の「Na2CO3 / 炭酸ナトリウム」からきているらしいのだ。ﾍ―ｯ！

銀ちゃんは「人との繋がりも化学式に似ている」という…。確かにだ。

高校時代のあだ名がソーダだったらしい。

Na2CO3には奈津子や奈津美もいる。

たしか本名はナツミでしたね♡

銀を入れることで品のある洗練されたイメージ効果も期待できる。

時の移り変わりや取り巻く環境の中で

変わらない自分を保持するためにも作家名に強い思いを込めたというのだ。ｳﾝｳﾝ

そんな銀ちゃんは、小さな頃から絵を描くことが大好きな子供だった。

小学生の頃から絵を描いて生きて行く！と、決めていたというから驚きだ。汗

でも高校は、絵を描く環境のない普通科に通ったことで…挫折を味わい…

その反動で逆にやりたい事への思いが一層強くなっていったという。ﾎﾎｰｯ

その後、表現の方法に迷っていた時

ある作家との出会いを通して抽象的表現を試みるようになったという。

そんななか氷と水が入った一杯のグラスに強く心を動かされたことがきっかけで

現在の作風になっていったというのだ。

限りある命や時が経てば曖昧になっていく記憶を「氷」に。

過去の経験や周りの環境を「液体」に見たてている。

画面の表面だけではなく

奥に潜む「時の積み重ね」の中で生まれる美しさを表現している。

今回の展示では、身近なものに潜む「気づき」をテーマとしている。

豊かな時代だからこそ、つい見失ってしまいがちな大切なことを

銀ちゃんの作品はそっと、問いかけてくれているのだ。

卒業後の凝縮した体験のなかで、画家として生きて行く意味と向き合いながら

自分の気持ちに真っ直ぐに進もうとしている姿勢が初々しい。

銀ちゃんが、朝ドラのヒロインに見えてしまうのは私だけでしょうか…？ﾊﾊｯ汗

残りの土日、銀ソーダさん全廊しています。

皆様のお越しを笑顔でお待ちしてますよ～♪

title : MEMORY 01

artist : 銀ソーダ / Ginsoda

人類がより豊かな生活のために便利なものを生み出す一方、日常に広がる世界が当たり前になりすぎて本当に大切なものを見失っている気がした。見慣れた景色やものも視点を変えてみてみることによって新たな発見があるかもしれない。私は氷と水が入った一杯のグラスに心を動かされ作品のモチーフとして使用するようになった。身近なものに潜む「気づき」をテーマとしたアクリル・ミクストメディア作品を中心に作品展を開催したいと思う。展示室1にて絶賛開催中！